そろそろ一年間のまとめを

今年出た本まとめの二回目でございます<(_ _)>
後半戦は、三冊ご紹介させていただきますヨ。

まずはこちら。『特殊警備隊ブラックホーク』(幻冬舎)。

特殊警備隊 ブラックホーク

特殊警備隊 ブラックホーク

近未来の警備会社を舞台に、精鋭の特殊警備隊に配属された新人が主人公……というと、お仕事小説かな、って思われるかもしれませんが、どちらかと言うとアクション小説として読んでもらえればと思っております。
私は新谷かおるさんの『エリア88』など、少年漫画にも好きな作品がたくさんありまして。ある意味、『ワイルド7』などへのオマージュでもあるのです。
登場人物一覧(PDF)はこちら→ http://t.co/KPNVOPZT 
実はこの作品の「裏」バージョンが、もうすぐ「パピルス」誌で連載が始まります!
ブラックホーク社の仇敵、クーガのナンバー1がなぜ『ブラックホーク』に出てこないのか、その理由は連載「ゼロデイ」にてお確かめください(^^)


そして『ZONE 豊洲署刑事岩倉梓』(角川春樹事務所)。

ZONE 豊洲署刑事・岩倉梓

ZONE 豊洲署刑事・岩倉梓

えー、初の! 女性主人公ですよ〜!!
っていうか、私ほんとに女性主人公の話を書いてなかったんだな、と自分で驚きました(笑)
人口が急増する江東区豊洲に新設された、豊洲署の生活安全課を舞台に、まだ自信を持ちきれない女性刑事が身近な、事件とも呼べない事件を追い掛けるという短編連作集です。
この話を書き始めるまではあまり豊洲に行ったことがなく、連載中は毎月のように足を運んで歩き回った記憶があります。
「このストーリーは一種のファンタジーで、岩倉梓は巫女、同僚の佐々が剣士で、上司の八坂さんは賢人とか魔法使いみたいな存在なんですよ。そして異界の豊洲に行くんです」と、なぜか編集者さんに熱弁をふるった記憶も……(笑)
この話をお読みになって、豊洲を歩いてみてくださると嬉しいですね。
Web本の雑誌さんで、素敵な書評をいただきました。
http://www.webdoku.jp/cafe/sawada/20120802114507.html


今年最後の単行本となりましたのは、『宇宙(そら)へ』(講談社)。

宇宙へ

宇宙へ

宇宙エレベーター軌道エレベーター)の保守を行う、メンテナンスマンたちのお話です。
宇宙エレベーターって何だ!? という方は、ぜひこちらの素敵なまとめをどうぞ。
https://jsea.jp/How-to-know-SE
私はこういう、一生懸命にチームワークでお仕事をするお話が大好きなんですね。
これはきっと、自分のシステムエンジニア体験がかなりベースになっているんだと思います。なので、『宇宙へ』も宇宙の話なんですが、そこはかとなく普通の会社員っぽい匂いが漂っているんですよね(笑)
私はサブキャラにかなり思い入れの強い人間ですが、この『宇宙へ』に関しては米国出身のメンテナンスマン、ベンジャミンさんが大いに気に入りまして。後半戦、ずいぶん活躍させてしまいました……。


これで、今年出た新刊はお・し・ま・いです♪
次回は、来年の刊行予定や連載中のお話などについても触れてみようと思います!
See you again!!